あえて今だから!Dreamforce参加への道順
どうも。エヌデーデー塚田と申します。
先日Salesforce社からDreamforce 2023の開催決定のリリースがありましたね。

開催日程 | 会場 |
2023/9/12(火)~9/14(木) | サンフランシスコ・モスコーニセンター |
私は昨年参加させていただきました。
そしてもちろん今年も!!!
と、したいところですが、今年は様々事情から別の方にご参加を譲りたいと思います・・・
(来年こそはまた絶対参加させていただきます!)
そこでDreamforceの開催が決まった今だからこそ、イベントの概要や参加にあたる注意事項などを記載させていただければと思います。
本記事の想定読者
- 今年(来年以降でも)Dreamforceに参加しようと考えている方
- Dreamforce参加にあたり事前準備など不安な方
- Dreamforceのイベント内容についてザックリ知りたい方
Dreamforceとは
Dreamforce。2022年は3年ぶりに開催され、エヌデーデーとしても3年ぶり2回目の参加させていただきました。DreamforceとはSalesforce社がサンフランシスコで開催する世界最大級のソフトウェア・カンファレンスです。2022年は20回目の節目の開催となり、コロナ禍で大きく変わった様々なビジネス環境に対してSalesforceがどのような変革を起こしていくのか、最新のSalesforce活用事例、業界内での人脈形成などあらゆる意味でSalesforce業界の最先端が詰まったイベントです。
例年のDreamforceは世界中のあらゆる業界から17万人が現地に集うイベントですが、2022年は4万人とコロナ明けもあり例年よりは多少小規模に行われました。しかし開催中は例年と同じくサンフランシスコ町全体がSalesforceにジャックされて、街中にはDreamforceの参加バッチを下げた多くの人々が行き交います。
日本でも世界でも一般的なソフトウェア・カンファレンスでは「自社製品の素晴らしさ」をアピールするようなイベントが多いと思いますが、Dreamforceの特徴は「ユーザ企業によるSalesforce活用自慢」がとても多い点です。ユーザ企業自身が自社におけるSalesforce活用事例を紹介する技術的に運用的にもSalesforce利用の最先端を知ることができるソフトウェア・カンファレンスとなっております。
Dreamforceへの登録
まずはDreamforceへ参加登録。簡単にポイントを記載します。
アーリーバードを活用しよう!
例年開催決定のリリースから数ヶ月は早期割引を行ってくれており今年も実施されております。
※下記画像は2023年7/27現在の画像

今年はすでにアーリーバードも事前割引も終了していしまっているようですが、来年以降の予約に関してはお早めの登録をおすすめいたします。
名前はアルファベットで記載しよう!
登録画面に入りますと諸々の情報を入力する画面へ遷移します。
初回のアカウント作成時はこのような画面ですが

こちらの名前入力は絶対アルファベットで記載してください。
日本語でも入力できてしまうのですが、現地で入場PASSを受け取る際に自分でPCに名前を入力してPASSを受け取る運用になっております。
その際にアメリカのPCですので日本語IMEがインストールされてなく日本語入力ができず、PASS発行に時間がかかる、という事案が毎年発生しているそうです・・・
幸いなことに私は最初からアルファベットで入力していたので手続きはすんなり行うことができました。
いざアメリカへ!
Dreamforceのチケットが手配できたら次は航空券やホテル。
(一番簡単かもだけど・・・)JTBツアーで行ってしまう。
https://event.jtbbwt.com/event/f781a27e-7743-40f2-84bc-af26575a0a29/websitePage:0501bcd2-1aff-489b-863b-b677df627b04
※今年の申込みはすでに終了してしまっているようです。
上記のリンクの通り毎年JTB社Dreamforceツアーを販売しております。こちら通常毎年組まれているツアーになりますので、諸々の手続きが面倒であれば使ってしまってもよいかもしれません。
もちろん少しお高い値段設定となっております。
航空券
最終目的地はサンフランシスコ国際空港になります。サンフランシスコも多くの便が飛んでますのでとにかく料金を安くするのであれば様々なトランジット方法がございます。
※ アジアであれば台湾桃園や韓国仁川経由、アメリカであればLAやDallas経由の便があります。
が、やはり楽なのは直行便ですね。JALでもANAでも成田/羽田どちらもございます。


が、ここでは羽田便は少し本数が少ないため直行便であれば成田便のほうが日程的にはおすすめかも知れません。
JAL便であればちょうどDreamforceに都合のいい便が飛んでますのでご確認いただければと思います。
ホテル
ホテルの予約はDreamforceの公式サイトからでも予約することができます。
どのホテルでもいいかと思いますが立地的な観点からはモスコーニセンターから歩けたほうがベターです。
もちろんサンフランシスコ市内にもバスやタクシーはあるのですが東京のように地下鉄があるわけではないので、モスコーニセンターから徒歩20分圏内くらいのホテルがいいかと思います。
※ だいたいこれくらいのエリアかと。

※ 後述いたしますが、ザックリ円の外側のエリアは少し治安が悪化いたしますのでご注意を。
またこの時期のサンフランシスコのホテルはとても高額となっております。世界中から10万近い人が来るため一般的なホテルでも一泊300ドル~500ドル、それなりのクラスのホテルであれば1000ドル近くは覚悟しなくてはならない料金帯です。
その他(移動/お金)
サンフランシスコ国際空港から市内中心地までの移動としては
- 電車
- バス
- タクシー
3種類の方法があります。
もちろん公共交通機関である電車やバスで移動するのが一番お安くすみます。約10ドルくらいです。
が、私はタクシーを利用しました。
タクシーを使う上でのポイントは空港では流しのタクシーが待ってると思いますのでそちらに乗ってしまえば問題ないかと思いますが、市内においてサンフランシスコでは流しのタクシーはほぼ存在せず基本的にはUberかLyftを利用しないと乗ることができません。
そのため日本にいるときからアプリをダウロードしてアカウント作成まで準備しておくことをおすすめいたします。
またアメリカ国内ではほぼ全ての状況でクレジットカードの利用が可能です。そのため現金としてはチップ用の細かい現金さえいくらか準備しておけばと思います。5日間いるとして100ドル程度(それでも多いかもしれない)現金があれば十分と個人的には思いました。
サンフランシスコについて
サンフランシスコの街について記載いたします。
気温/服装など
9月のサンフランシスコは日中は比較的暖かく25度から20度くらいまで気温は上がります。
しかし夕方から朝方まではとても気温が下がり寒暖差がありますので羽織る上着を1枚持っていくことをおすすめいたします。
日中は長袖は暑いくらいですので下は半袖がおすすめです。
※ また会場内も冷房ガンガンで冷え込みますので常に上着は1着携帯しておいたほうが良いです。
Dreamforceも含めた服装についてですが、スーツである必要は全くございません。
また歩き回りますので靴はスニーカーなど歩きやすいもの、また少し高級なレストランなどの予定もあればビジネスカジュアルな服装を1着2着用意しておけば足りると思います。
食事など
大きな街ですのでファーストフードから高級レストランまで一通り揃っておりますので困ることはないとは思います。
「サンフランシスコといえば」やはりシーフードだと思いますのでぜひ一度はトライしていただきたいところ。
比較的リーズナブルなところですとロブスターロールのお店が多くありますの探してみてください。
またもう一つ「サンフランシスコといえば」北米最大級の中華街が有名です。ユニオンスクエアからであればだいたい歩いて10分程度のところです。
朝からやってるお店も多いので、アメリカンな朝食に少し飽きたらアメリカであえて中華粥の朝食も粋だと思っています。
が、色々記載させていただきましたがDreamforceの会場にて無料で食事が提供されております。
メニューは様々ではありますが、もちろん数に限りがありそれなりの激戦になっておりますので、こちらで済ませたい方は少し早めのランチを狙うような感じでトライしてみてください。
街の観光について
観光的な目線で言えばサンフランシスコで最もポピュラーなのがケーブルカーです。確実に混んでますが乗ればゴールデンゲートブリッジがあるフィッシャーマンズワーフエリアまで行くことができます。
私はケーブルカーでフィッシャーマンズワーフまで行きゴールデンゲートブリッジまでサイクリングを楽しみました。9月の少し肌寒い海風が最高に気持ちよかったです。

お土産としてはギラデリチョコレート。こちらはフィッシャーマンズワーフにあるギラデリが経営するギラデリスクエアでも買えますし正直空港でも購入可能です。
あとはカリフォルニアといえばでカリフォルニアで有名なスーパーマーケットであるトレーダー・ジョーズのトートバッグなどもいいかもしれません。
街の治安について
おそらくアメリカの中では治安は比較的いい方でありますがそれでも日本と比べるとかなり治安は違いますのである程度はご注意しながら行動いただければと思います。
特に記載させていただきますと
- テンダーロイン地区には絶対に入らない
- キマってる人にはとにかく近づかない
テンダーロイン地区とは大体下記のエリアになります。

このエリアは雰囲気もそれなりですが極力近寄らないのが安全かと思います。
2つ目も特にテンダーロインに多いのですがいわゆる「キマってる人」には近寄らないようにしてください。
2016年以降、カリフォルニアでマリファナが一部合法になったことにより特にこの地区では昼間から路上でキマってる人が多くいるエリアとなってしまっております。
この地区で昼間から路上で寝てる人はそれ以上の薬物をやってる可能性も高いので本当に注意いただければと思います。
もちろんこの地区以外にもそういう人が路上にいたりしますのでそのような人には近づかない、通りの雰囲気が少し悪かったら引き返して別の道で目的地に向かう、などして自身でのケアを心がけてください。
DreamforceにおけるTips
イベントにおけるTipsについて記載します。
前日までにDreamforcePassをゲット!
サンフランシスコに到着したら前日までにDreamforceパスを取得しておいたほうが無難です。当日ではかなりの混雑が予想されますので前日までに手配いたしましょう。
前日にモスコーニセンター行けば大々的に受け取り場所がアピールされてると思うので迷うことはないと思います。
(受け取り時に前述の通りアルファベットで自分の名前を入力してPASSを受け取ります)

こちらのDreamforceパスはある意味この会期中のIDになりますので常に首からさげていて問題ありません(というかこの時期のサンフランシスコではほぼみんな首から下げておりますのでご安心ください)
Dreamforceにおける最大の注目イベント?マーク・ベニオフさんの基調講演
Dreamforce最大のセッションと言っても過言ではないものが初日の最初の基調講演であるマーク・ベニオフさんの基調講演です。例年こちらのセッションでSalesforceの新機能や新製品の紹介が行われますので是非ご参加いただければと思います。
会場は一番広いホールで行われますが座席は争奪戦になりますのでお早めにキープをおすすめします。

セッションとスケジュールの組み方
会期中は余裕で100を超えるセッションが開催されますので事前にある程度スケジュールリングして臨んだほうがよいと思います。
スケジュールの組み方ですが、Dreamforceの会場ではトランシーバーを借りることができ、ある程度の注目セッションに関しては日本語同時通訳付きで聞くことができますので、そちらを中心に計画するのもありと思います。

私はこのような感じで絶対に見たいところだけスケジューリングしてその他空いてる時間に他のセッションを見たりしてました。
また同時通訳がないセッションも少しリスニングに自信があれば直接聞いてしまってもいいとは思います。やはり同時通訳でも多少の時間差があり会場の臨場感が感じられなかったりするので、おすすめは直接聞きつつ大事なポイントに関してはトランシーバーをつけて日本語で聞いたりすることがいいかと思います。
その他セールスフォース社に開催していただけるイベント
その他去年開催されたセールスフォース社が開催してくれたイベントを記載いたします。
※ すべて2022年に開催されたイベントですので今年の開催は要ご確認のほどお願いいたします。
- 参加日本人が一同に集まるJAPAN Night
- 去年はRed Hot Chili Peppers!最大のライブイベントDreamfest
- サンフランシスコにそびえ立つ!Salesforce Tower見学
- 帰国前にDreamforceまとめ。Wrap-up Session
- 帰国前にDreamforce土産が買える場所
JAPAN Night
セールスフォース・ジャパン様開催のDreamforceに参加している日本人向けの立食パーティーになります。セールスフォース・ジャパン様はもちろんユーザ様やパートナー様が集まるパーティーとなっており、国内におけるセールスフォース人脈の形成にはとても助かるイベントとなっておりますので、お時間の許す限りご参加をおすすめいたします。
Dreamfest
毎年サンフランシスコジャイアンのホームスタジアムで開催されるライブ・イベントです。
去年はなんとRed Hot Chili Peppersのライブパフォーマンスが開催されました。普通にチケット買っても相当な高額ライブなのに・・・
今年はまだ発表されておりませんが、例年同様に大物アーティストのライブパフォーマンスと思われますので必見です!
ジャイアンスタジアムはダウンタウンから歩いて約20分ほどのところにあり、タクシーが必要なところに宿泊してますと帰宅もなかなか大変になってしまいますので、こちらの参加も含めてホテルはダウンタウン付近に手配したほうがよいと思います。

SalesforceTower見学
SalesforceのGlobal Head QuarterであるSalesforceTower見学も開催されております。本社内部はもちろん、最上階から見下ろすサンフランシスコの街はなかなか絶景ですので、ご機会あれば是非参加をおすすめします。

Wrap-up Session
こちらもセールスフォースジャパン様が開催してくれるDreamforceのまとめイベントがございます。もちろん日本語にてDreamforceで発表されたトッピクスについてまとめていただけますので帰国後の報告資料作成のためにも必見イベントと思います。笑
Dreamforce土産
最後に参加できなかった自社スタッフのためのお土産を!というところですが、SalesforceならびにDreamforce関連のグッズはDreamforce会場内ないしSalesforceTowerで販売されております。
が、こちらも世界中から多くの方がやってきますので売り切れ必至となりますのでお早めの購入をおすすめいたします。
最後に
Dreamforce参加にかかった費用
参加するにあたり費用感が気になる方もいるかと思いますので昨年私が参加にあたってかかった費用を簡単にまとめます。
名目 | 費用(円) | 備考(ドルはザックリ円換算) |
---|---|---|
Dreamforceチケット | 180,000円 | アーリーバード費用 |
航空券 | 400,000円 | JAL直行便 |
ホテル代 | 200,000円 | ユニオンスクエア付近の普通のビジネスホテル |
現地飲食代 | 50,000円 | 1食約30ドル計算 |
現地タクシー代 | 10,000円 | 空港⇔市内 |
Wifi | 15,000円 | Global Wifi |
お土産 | 50,000円 | チョコレートやSalesforceグッズ |
ESTA | 5,000円 | 入国に必要なESTA取得 |
国内交通費 | 8,000円 | 都内⇔成田 |
その他準備など雑費 | 20,000円 | |
合計 | 938,000円 |
と大体100万円程かかるかと思いますので、しっかり上司と交渉し予算を確保して挑んでください。笑
まとめ
カリフォルニアの気候も最高ですし、セッションはもちろん、前述の通りJapan Nightやライブなどかなり楽しめたイベントとなっております。今年は2019年のときと同様の規模の予定(2019年は18万人、2022は4万人)になるそうですし、チャンスがあれば必ず参加したほうが絶対にいいイベントであると感じました。まだまだ書きたりないこともある気もするのですが、なにか気になることあればなんでもご質問ください。