AWS re:Invent 2025 参加レポート

エヌデーデーの池ノ上です。
昨年2025/12/1~12/5にラスベガスで開催されたAWS re:Invent 2025に現地参加してきました。個人的には昨年に続き2回目の参加でした。
昨年の参加レポートはこちらです。
今回もre:Invent全体を通して経験したことを書き残しておきたいと思います。
- 1. キーノート
- 2. 参加したセッション
- 3. The Frugal Architect GameDay: Building cost-aware architectures (ARC309)
- 4. Create your own AI sidekick: a hands-on agent building workshop [REPEAT] (DVT403-R)
- 5. Unlock interoperability: Build your first MCP server [REPEAT] (DVT404-R)
- 6. AWS AI League: Building intelligent AI Agents with Amazon Bedrock AgentCore (GHJ401)
- 7. [NEW LAUNCH] AWS Security Agent: Get started with AI-powered proactive AppSec (SEC353)
- 8. [NEW LAUNCH] Resolve and prevent future operational issues with AWS DevOps Agent [REPEAT] (DVT337-R1)
- 9. Game on: build a retro adventure game in 120 minutes [REPEAT] (DVT402-R1)
- 10. Build a multi-agent AI solution with Amazon Aurora & Bedrock AgentCore [REPEAT] (DAT403-R1)
- 11. さいごに
キーノート
今回はキーノートにすべて会場で参加しました(実は昨年は5Kラン参加によりスワミさんキーノートのみ会場参加は間に合わず移動中に視聴)。キーノートは後から動画視聴できますが、今回も現地会場で参加しようと思いました。
いずれも学びの多い講演でしたが、今回のre:Invent全体を通じて最も印象に残ったのがワーナーさんキーノートで感じた熱量でした。ワーナーさんは2012年からre:Inventで基調講演をし続けてきて、14回目の今回で最後の基調講演にするとのことでした。汗だくになりながら熱いメッセージを次から次へと何度も熱を込めて伝えようとしている姿を見て、何か内側から突き動かされるような感覚になりました。


講演の内容について少し触れておきたいと思います。
ワーナーさんは、開発者を取り巻く昨今の状況をルネサンス期になぞらえ、現代の開発者が成功するための指針として「ルネサンス開発者」という5つの資質からなるフレームワークを提唱されました。
以下はわたしの意訳とワーナーさん自身の言葉の抜粋です。(途中で登場されたKiroチーム シニアプリンシパル開発者クレアさんの発言も含みます)
The Renaissance Developer ・・・
is curious
- 好奇心が学習と発明に繋がる。
- ドキュメントをいくら読んでも、本当に学ばせてくれるのは失敗したビルドと崩れた前提条件である。
- 私たちは何を知っているかではなく、何を学びたいかによって決まる。
thinks in systems
- システムで考える。
- 構造が変われば行動も変わり、フィードバックが変われば結果も変わる。これがシステム思考と呼ばれるもの。
- システム思考では、孤立した部分ではなく完全なシステムとして考える。あらゆるサービス、API、キューはより大きなシステムの一部であり、単独で一部を変更することはできない。
- 回復力があるシステムを構築するには全体像を理解する必要がある。
communicates
- 正確にコミュニケーションする。
- エンジニアやテクニカルリーダーがキャリアのためにできる最も重要なことの一つは強力なコミュニケーションスキルを実践し開発すること。
- 自然言語は曖昧なもの。
- コーディングアシスタントとのやり取りで欠けていたのは仕様。
- 仕様により曖昧さが軽減される。
- AIによってコミュニケーションの方法や反復の速度が変わった。
- 仕様を通じてAIと通信することでソフトウェア設計を反復処理できる。また、実際に動作するアプリケーションを迅速にユーザーに提供してフィードバックを得ることで、ソフトウェアの機能の反復処理も行える。
- 迅速なプロトタイプを通じてユーザーと、仕様を通じてAIと、より正確なコミュニケーションを実現できる。
is an owner
- 開発者はソフトウェアの品質を所有する。
- バイブコーディングは良いが、それは構築されているものに細心の注意を払っている場合に限られる。IDEのレバーを引いて何か良いものが出来上がることを期待するだけではいけない。それはソフトウェアエンジニアリングではなくギャンブルである。
- 仕事はあなたのものであり、ツールのものではない。
- 善意はすでにみんな持っているから、仕組みが変わらなければ何も変わらない。仕組みが善意を一貫性のあるアウトプットに変換する。
- コードレビューも仕組みの一つ。意図と実装が出会う瞬間を作り出し、他のエンジニアが、前提とされていることに疑問を持ち、著者がもはや見落としている点を捉えることができる。
- AI主導の世界では、コードレビューはこれまで以上に重要。モデルは私たちが理解するよりも速くコードを生成できるため、レビューはバランスを取り戻すための制御点となる。
- レビューは人間の判断をループに戻し、ソフトウェアが実際に期待どおりに動作することを確認する場所になる。
- 人間同士のコードレビューを継続し、増やすことをお勧めする。上級エンジニアと下級エンジニアが一緒にコードに取り組むことは、最も効果的な学習メカニズムの一つになる。
is a polymath
- 博識家を目指そう。
- I型開発者は、1つの分野に深く精通し、高度な専門知識を持つ。
- T型開発者は、深さと幅広さを兼ね備えている。特定の問題を深く掘り下げることができるだけでなく、それがより大きなシステムにどのように適合するかも理解できる。
- 自分の専門分野を深く掘り下げるだけでなく、複数の分野やアイデアに結び付く範囲を養おう。
- 優れた開発者はT型であり、Tの幅を広げるべき。
最後は下記のメッセージで締めくくられました。
I believe it is important for all of us to have pride in our work, in the unseen systems that stay up for the night, in clean deployments, the rollbacks that nobody notices. Most of what we build, nobody will ever see. And the only reason why we do this well is our own professional pride in operational excellence. That is what defines the best builders.
(翻訳)
私は、私たち全員が自分たちの仕事に誇りを持つことが重要だと信じています。夜通し稼働し続ける目に見えないシステム、クリーンなデプロイ、誰も気づかないロールバックに対してです。 私たちが構築するもののほとんどは、誰の目にも触れることはありません。それでも私たちがこれらを上手くやり遂げる唯一の理由は、運用上の卓越性に対する私たち自身のプロフェッショナルとしての誇りがあるからです。それこそが最高のビルダーを定義するものです。
「来週にはこれらすべてを実践し始めるのに十分な時間がある」とワーナーさんはおっしゃっていましたが、私自身は、帰国後はずっと業務に追われ、正月まで振り返る余裕がありませんでした・・・本ブログ執筆を機に振り返ってみて、会場で感じた熱量を改めて感じ、今年も学ぶ姿勢を忘れずに精進したいと思うことができました。
参加したセッション
キーノート以外で参加したセッションは下記のとおりです。興味の赴くままに予約を取ったら昨年と同じような傾向になりました。
GameDay
- The Frugal Architect GameDay: Building cost-aware architectures (ARC309)
WorkShop
- Create your own AI sidekick: a hands-on agent building workshop [REPEAT] (DVT403-R)
- Unlock interoperability: Build your first MCP server [REPEAT] (DVT404-R)
- AWS AI League: Building intelligent AI Agents with Amazon Bedrock AgentCore (GHJ401)
- [NEW LAUNCH] AWS Security Agent: Get started with AI-powered proactive AppSec (SEC353)
- [NEW LAUNCH] Resolve and prevent future operational issues with AWS DevOps Agent [REPEAT] (DVT337-R1)
- Game on: build a retro adventure game in 120 minutes [REPEAT] (DVT402-R1)
- Build a multi-agent AI solution with Amazon Aurora & Bedrock AgentCore [REPEAT] (DAT403-R1)
The Frugal Architect GameDay: Building cost-aware architectures (ARC309)

Compete to implement cost efficiency improvements across multiple AWS services in this interactive GameDay. Tackle real-world challenges spanning compute, networking, storage, serverless, and observability domains while applying the Laws of the Frugal Architect. Transform high-cost infrastructure into efficient, sustainable architectures through practical quests involving Graviton processors, serverless optimizations, and database fine-tuning. Learn to reduce cloud unit costs and improve profitability without compromising service quality. Gain hands-on experience with production-ready solutions that align infrastructure costs to business objectives, making cost optimization a fundamental architectural requirement.
(翻訳)
このインタラクティブなGameDayで、複数のAWSサービスにまたがるコスト効率改善の実装を競い合いましょう。計算、ネットワーク、ストレージ、サーバーレス、可観測性といった領域にまたがる現実的な課題に取り組みながら、「倹約なアーキテクトの法則」を適用します。Gravitonプロセッサ、サーバーレス最適化、データベースの微調整といった実践的なクエストを通じて、高コストなインフラを効率的で持続可能なアーキテクチャへと変革します。サービス品質を損なうことなくクラウド単価を削減し収益性を向上させる手法を習得します。インフラコストをビジネス目標に整合させる本番環境対応ソリューションの実践的経験を積み、コスト最適化をアーキテクチャの基本要件とする手法を学びます。
危うく参加不可に
わたしの今回のre:InventはGameDayからスタートしました。
初日12/1の8:00からでしたが、ゆったりセッション会場のホテルで朝食をとっていたらなんと予約入場期限の10分前に間に合わず・・・・WalkUpで並んで奇跡的に(?)入ることができました。(もし入れていなかったら深い後悔となって残ったことでしょう・・・)
初のペアチーム
これまでに参加してきたGameDayは大体4人くらいのチーム編成でしたが、この回は2人チームで、ペアワークは初めての経験でした。わたしは英語が話せませんが、自分自身は英語圏の方とペアでもいいので参加したいと思っていました。ただAWS担当者の方が英語でコミュニケーションが取れる人同士でペアを組もうとされていて、なかなか中に入れてもらえませんでした。偶然(?)日本のAWSの方もいて間に入ってフォローしてくださったおかげで、無事参加することができました。
ペアになった方はアメリカ国籍で1年日本に滞在していた経験もある方でした。明るくコミュニケーションを取ってくださる方だったので楽しくGameDayを進めることができました。片言の英語や日本語、Google翻訳などを駆使してコミュニケーションを取りました。
結果
内容は、EC2オートスケーリング環境に展開されたWebアプリに対して、スケール台数の調整やGraviton利用等によりコストを最適化していくものでした。結果としては、最後の問題までやりきることができず、最終的に順位は下位のほうでしたが、楽しく実践的な経験ができたと感じています。
Frugal Architectとは
このGameDayのテーマであった「Frugal Architect」というのは、2023年のre:InventでAmazon CTOのワーナーさんが基調講演で話された概念です。
上記サイトで7つの法則が紹介されています。詳細についてはサイトを参照いただければと思いますが、
「倹約(Frugal)とは、支出を最小限に抑えることではなく、価値を最大化すること」
という記載のとおり、単にコスト削減するのではなく、ビジネスをふまえてシステムアーキテクチャーにかかるコストを最適化し、価値を最大化することが重要です。
下記のAWSブログでは、 Well-Architected Framework(6つの柱)とFrugal Architect(7つの法則)の整合性について解説されており、参考になります。
Achieving Frugal Architecture using the AWS Well-Architected Framework guidance
CTO登場
このGameDayでおもしろかったエピソードとして、序盤の頃に気づいたら壇上にワーナーさんがいました(!)。GameDay参加者の質問に答えようとされていて、AWS担当者の方から「わたしがやりますので大丈夫です💦」のようなやり取りがあり、全体的に和やかな雰囲気になったように感じました。
Create your own AI sidekick: a hands-on agent building workshop [REPEAT] (DVT403-R)

Ever wanted your own agent? Using Strands, you’ll build a personalized AI agent that can tackle tasks your way. This workshop goes beyond basic prompts to create an agent with personality and purpose. Through hands-on coding with Kiro you’ll bring your AI assistant to life. Perfect for developers curious about practical agent development. Please download Kiro ahead of time and you must bring your laptop to participate.
(翻訳)
自分専用のエージェントが欲しいと思ったことはありませんか?Strandsを使えば、あなたのやり方でタスクをこなせるパーソナライズされたAIエージェントを構築できます。このワークショップでは、基本的なプロンプトを超え、個性と目的を持ったエージェントを作成します。Kiroを使った実践的なコーディングを通じて、あなたのAIアシスタントに命を吹き込みましょう。実用的なエージェント開発に興味のある開発者に最適です。事前にKiroをダウンロードし、参加にはノートパソコンの持参が必須です。
Strands Agentsを使ったシンプルなAgentの作成から始まり、Agentへのツールの付与、A2Aプロトコルを用いたマルチエージェント構成、Kiroを使った仕様駆動開発を試すことができました。わたしは、Kiroはこれまで少し触ってみた程度で、仕様駆動開発の流れをちゃんと経験したのはこれが初めてでした。要件定義~設計~実装計画~実装というKiroの定型の流れを経験することができました。この一連のフローの中で、人がレビューをして細かい部分をKiroに修正してもらいます。設計では、これはほぼ実装では?と思うくらい具体的な実装コードが記載されていて驚きました。まず最初に要件や設計を人が意図したものにしておくことで、生成AIによって実装されたものと人が作りたかったものの乖離が無くなる、ということが体感できたような気がします。
Kiroとは
AWSが開発したAIエージェントを組み込んだIDEで、Vibeコーディングだけでなく、仕様駆動開発を実装した最初のIDEです。2025/7にプレビューリリース、2025/11にGAとなりました。
Kiroについて知りたい場合は、こちらのAWSジャパンSAいなりくさんの記事を起点にいろいろ見ていくと良いと思います。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/kiroweeeeeeek-in-japan-day-11-finding-your-way-with-kiro
Unlock interoperability: Build your first MCP server [REPEAT] (DVT404-R)

Dive deep into the architecture behind Model Context Protocol (MCP) in this hands-on session. You’ll construct a custom MCP server from the ground up, discovering how modern AI systems communicate. Using Kiro you’ll learn the insider techniques for building robust, scalable model servers. Perfect for architects and developers ready to peek behind the AI curtain. Please download Kiro ahead of time and you must bring your laptop to participate.
(翻訳)
この実践セッションで、Model Context Protocol(MCP)の基盤となるアーキテクチャを深く掘り下げます。カスタムMCPサーバーをゼロから構築し、現代のAIシステムがどのように通信するかを発見します。Kiroを使用して、堅牢でスケーラブルなモデルサーバーを構築するための内部テクニックを学びます。AIの舞台裏を覗き見たいアーキテクトや開発者に最適です。事前にKiroをダウンロードし、参加にはノートパソコンの持参が必須です。
MCPサーバー開発を経験
これまでわたしはMCPサーバーは利用するだけで作成したことが無かったため参加してみました。Kiroの仕様駆動開発を使ってFastMCPを用いたカスタムのMCPサーバーを開発する流れを経験することができました。MCPサーバーの内容は、AIアシスタントにPythonを用いたコーディングのベストプラクティスやガイドラインを提供するMCPサーバーでした。
ステアリング
Kiroにはステアリングという機能があります。
https://kiro.dev/docs/steering
開発に必要な情報をマークダウンファイルに定義することで、都度チャットで指示することなく、プロジェクト内の永続的な情報としてKiroが参照してくれます。また、Inclusionモードという3つの動作モードがあり、プロジェクト全体で常に参照するもの、ファイル種別やディレクトリごとに参照するもの、チャット内で指示したときのみ参照するもの、というように、必要なときに適切なコンテキストをKiroに参照させることもできます。
このワークショップでは、最初にステアリングでFastMCPを用いたMCPサーバー開発のベストプラクティスを設定し、開発を進めていきました。
テスト
作成したMCPサーバーのテストも実施しました。Kiroで作成したMCPサーバーを、Kiroが使えるようにKiro自体に設定し、ローカルでFastMCPサーバーを起動させ、KiroにチャットでPythonコーディングについて質問する、という手法でした。
AWS AI League: Building intelligent AI Agents with Amazon Bedrock AgentCore (GHJ401)

Dive into the future of AI in this competitive workshop where you’ll create intelligent agents using Amazon Bedrock AgentCore. Choose between our no-code UI interface or build directly with AgentCore to develop agents that tackle real-world technical challenges. Experience hands-on learning through dynamic gameplay with live leaderboards while mastering prompt engineering, safety guardrails, and performance optimization. Whether you’re avid AI developers and architects eager to gain practical experience with production-grade agentic AI, regardless of LLM experience level.
(翻訳)
この競争力のあるワークショップでAIの未来に飛び込み、Amazon Bedrock AgentCoreを使用してインテリジェントエージェントを作成しましょう。ノーコードUIインターフェースを選択するか、AgentCoreで直接構築して、現実世界の技術的課題に取り組むエージェントを開発します。プロンプトエンジニアリング、安全対策、パフォーマンス最適化を習得しながら、ライブリーダーボード付きのダイナミックなゲームプレイを通じて実践的な学習を体験してください。LLMの経験レベルに関わらず、実運用レベルのエージェント型AIで実践的な経験を積みたい熱心なAI開発者やアーキテクトの皆様に最適です。
ダンジョンで障害物を突破してゴールに到達するために、予めAgentCore上に実装されているAIエージェントをノーコードでカスタマイズしていくゲーム形式のハンズオンでした。初めてだったのでゲーム自体を理解するのに時間がかかりましたが、だんだん理解できてくるにつれて、時間も忘れて必死に取り組んでいました。
AWS AI Leagueとは
AWS AI Leagueとは2025/7に発表されたもので、AWSのAIサービスをゲーム形式で競い合いながら楽しく学べるプログラムです。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/introducing-aws-ai-league
わたしが参加したセッションは単発のハンズオンワークショップでしたが、国際コンペティションの最終戦がre:Invent2025のイベント内で行われていました。下記ブログで上位3名が表彰されています。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-ai-league-model-customization-and-agentic-showdown
既にAWS AI League 2026の開催が発表されており、勝ち上がったファイナリストによる最終戦がre:Invent2026で行われるそうです。
[NEW LAUNCH] AWS Security Agent: Get started with AI-powered proactive AppSec (SEC353)

Join us for a hands-on workshop introducing AWS Security Agent, one of the frontier agents that brings proactive security throughout your development lifecycle. You’ll meet our technical team and get hands-on experience with two powerful capabilities. First, conduct design security reviews to evaluate architecture documents against your security requirements, catching issues before any code is written. Learn about on-demand penetration testing capabilities that discover and validate vulnerabilities across the OWASP Top 10, while offering automated remediation capabilities with ready-to-implement code fixes to address security findings from a pentest. Leave with practical knowledge to scale security coverage and prevent vulnerabilities early in your development lifecycle, all while maintaining the speed of modern development.
(翻訳)
AWS Security Agent 導入ワークショップにご参加ください。開発ライフサイクル全体に予防的なセキュリティをもたらす最先端エージェントの一つをご紹介します。技術チームと直接交流し、2つの強力な機能を実際に体験いただけます。まず、設計セキュリティレビューを実施し、セキュリティ要件に基づいてアーキテクチャ文書を評価。コード記述前に問題を発見します。次に、オンデマンドのペネトレーションテスト機能について学びます。OWASP Top 10に該当する脆弱性を発見・検証すると同時に、ペネトレーションテストで発見されたセキュリティ問題を解決するための実装可能なコード修正を自動提供する機能を備えています。現代の開発スピードを維持しながら、セキュリティカバレッジを拡大し、開発ライフサイクルの早期段階で脆弱性を防止するための実践的な知識を習得できます。
re:Invent期間中にプレビュー発表されたサービスSecurity Agentのハンズオンに参加しました。Security Agentの機能であるセキュリティ設計レビュー、セキュリティコードレビュー、侵入テストをひととおり試すことができました。
設計レビューでは、PDF形式の設計書に対してAIエージェントがレビューを実施してくれました。わたしは、これまでAmazon Q Developerでコードに対するレビューを実施してもらうことはありましたが、設計ドキュメントのレビューに生成AIを利用したことが無かったため新鮮に感じました。ファイル形式は、DOC、DOCX、JPEG、MD、PDF、PNG、TXTに対応しています。
よくある質問 からSecurity Agentのメリットを引用します。
従来の「シフトレフト」アプローチは、しばしば開発者に多くのセキュリティタスクを負担させますが、AWS Security Agentは常時稼働するAI搭載のエージェントとして、リスクを事前に特定し、安全なパターンを提案し、実装を検証します。セキュリティエージェントは、設計およびコーディングの段階で、自社のセキュリティ要件に合わせた自動化されたセキュリティレビューを実施します。アプリケーションがデプロイ準備完了の段階になると、オンデマンドのペネトレーションテストは、本番環境に到達する前に高額なセキュリティ問題を防ぐのに役立ちます。従来のペネトレーションテストは時間と費用がかかるため、顧客は最も重要なアプリケーションのみを定期的(年次または四半期ごと)にテストすることに制限されます。
「高額なセキュリティ問題を防ぐのに役立ちます」とのことですが、Security Agentはパブリックプレビュー期間中は無料、GA後の料金はまだ公開されていません。マネージドにAIエージェントを用いてセキュリティを向上させてくるので非常に良いサービスだと感じましたが、金額感が気になるところです・・・
※このあとシャトルバスで別ホテルに移動してDevOps Agentのワークショップに参加するために、30分巻きでハンズオンを終わらせて急いで移動しました。あまりセッションは詰め込んで入れないほうが良いと思いますが、どうしても参加したい場合、がんばってうまく動けば参加できる場合があります。
[NEW LAUNCH] Resolve and prevent future operational issues with AWS DevOps Agent [REPEAT] (DVT337-R1)
Application downtime impacts revenue and customer trust. This hands-on workshop demonstrates how to leverage the new frontier agent for operational excellence to accelerate incident response and prevent future incidents. Learn how to integrate AWS DevOps Agent with your existing observability tools, code repository, and CI/CD pipelines to map your applications and connect the dots for faster issue resolution. Through practical exercises, you’ll leverage DevOps Agent to investigate operational issues, identify concerning trends, and obtain prioritized preventative measures. Learn best practices to reduce mean time to resolution, improve operational posture, and empower your teams to innovate, not firefight.
(翻訳)
アプリケーションのダウンタイムは収益と顧客の信頼に影響を与えます。この実践的なワークショップでは、新たなフロンティアエージェントを活用して運用効率を向上させ、インシデント対応を加速し、将来のインシデントを防止する方法を実演します。既存の可観測性ツール、コードリポジトリ、CI/CDパイプラインとAWS DevOps Agentを統合し、アプリケーションをマッピングして問題解決を迅速化する手法を学びます。実践的な演習を通じて、DevOps Agentを活用して運用上の問題を調査し、懸念される傾向を特定し、優先順位付けされた予防策を取得する方法を習得します。解決までの平均時間を短縮し、運用態勢を強化し、チームが消火活動ではなくイノベーションに注力できるよう支援するベストプラクティスを学びます。
AWS DevOps Agentもre:Invent期間中にプレビュー発表されたサービスで、ハンズオンに参加してきました。参加してみて、個人的に今回のre:Inventで最も印象に残った&期待するサービスになりました。まだプレビュー期間中なのでGA後に料金含めてどうなるかが気になるところです。
ハンズオンとは別で帰国後に改めて使ってみた感想を別の記事にまとめましたので、詳細は下記を参照いただければと思います。
Game on: build a retro adventure game in 120 minutes [REPEAT] (DVT402-R1)

Escape the conference hustle! Join us for a fun-filled session where you’ll create your own retro-style adventure game. Whether you’re a coding novice or seasoned dev, you’ll leave with a playable game and plenty of laughs. We’ll use modern developer tools like Kiro to make game development a breeze. Please download Kiro ahead of time and you must bring your laptop to participate.
(翻訳)
カンファレンスの喧騒から逃れよう!レトロ風アドベンチャーゲームを自作する楽しいセッションにご参加ください。プログラミング初心者からベテラン開発者まで、プレイ可能なゲームとたくさんの笑いを持って帰れます。Kiroなどの最新開発ツールでゲーム制作を簡単に進めます。事前にKiroをダウンロードし、参加にはノートパソコンの持参が必須です。
Kiroでレトロゲームを開発するワークショップに参加しました。わたしはスーパーマリオを題材として選び、仕様駆動開発で作成しました。re:Invent参加前までKiroを本格的にさわったことはありませんでしたが、ここまでに参加してきたほぼ全てのセッションでKiroを使ってきたため、ある程度操作に慣れてきこともあり、スムーズに進めることができました。
※このセッションはMGMで行われましたが、直後にベネチアンで行われるワーナーさんの基調講演に参加したかったため、早めに切り上げて移動しました。ハンズオンの場合、基本的には個人の進捗次第では早めに終えることもできます。
Build a multi-agent AI solution with Amazon Aurora & Bedrock AgentCore [REPEAT] (DAT403-R1)

Multi-agent collaboration unlocks new levels of reasoning, specialization, and task orchestration in generative AI systems. In this hands-on workshop, learn how to harness Model Context Protocol (MCP) with AWS agentic AI services and Amazon Aurora PostgreSQL-Compatible Edition to build a collaborative AI system. You’ll create specialized agents focused on data interaction use cases that demonstrate a variety of data retrieval, analysis, or decision-making tasks grounded in real-time data and context from Aurora. Build a working prototype that showcases how intelligent agents can collaborate to solve complex problems with grounded enterprise data. You must bring your laptop to participate.
(翻訳)
マルチエージェント協働は、生成AIシステムにおいて新たなレベルの推論、専門化、タスク調整を実現します。この実践ワークショップでは、Model Context Protocol(MCP)をAWSエージェント型AIサービスおよびAmazon Aurora PostgreSQL互換版と組み合わせて活用し、協働型AIシステムを構築する方法を学びます。参加者は、Auroraからのリアルタイムデータとコンテキストに基づく多様なデータ取得、分析、意思決定タスクを実証するデータインタラクションユースケースに特化したエージェントを作成します。インテリジェントエージェントが連携して企業データを基盤とした複雑な問題を解決する様子を示す動作プロトタイプを構築します。参加にはノートパソコンの持参が必要です。
今回のre:Inventで最後に参加した最終日のワークショップです。
サーバーレスで構成された電気消費量を管理するWebアプリに、AgentCore経由で自然言語によるSQLクエリを実行する機能を追加するハンズオンでした。DBへのアクセス要件ごとに用意されたマイクロLambdaの構成をレガシーとし、そのレガシー構成に対して、AgentCore Runtime->AgentCore Gateway->カスタムMCPサーバー(Lambda)>Auroraという構成を追加することで、自然言語によるDBアクセスを可能とし、アプリケーションの検索機能に柔軟性を加えるものでした。わたしはこれまでDBアクセスを行うMCPサーバーを使ったことがありませんでしたが、このハンズオンで自然言語によるDB検索の便利さを痛感しました。実際に業務アプリの機能として組み込む場合、データベースをどこまで操作可能とするか、うまく動作しなかった場合のハンドリングや制御をどうするか、ハルシネーションが起きていないか等、気にするポイントは多そうですが、有用性は感じることができました。
さいごに
前回と同様に、異国の地で1週間ほどの期間すべてを学びの時間に充てるというのは、とても濃密で貴重な体験だと改めて深く感じました。
特に今回は、ワーナーさんが提唱された「ルネサンス開発者」というフレームワークと、DevOps AgentやSecurity Agentといった新しいAIエージェントサービスが印象的でした。また、振り返ってみるとほぼ全てのセッションでKiroおよび仕様駆動開発を利用しており、実務でVibeコーディングに留まっていた身としては、これからの開発の仕方を変えていかなければと思わされました。
今回も様々な関係者のみなさまのご協力があって参加させていただくことができました。本当にありがとうございました。

















